どうも。
社会人の時は、「有給」が貴重過ぎて手の届かないような天物でしたが、
有給を6日も利用していると、もはや「ありがたみ」も次第に薄れていき、
自分は何のために生きているんだろうという自論哲学が芽生えてきます。
30代という超働き盛りの世代のはずなのに、
健康で職を選ばなければ、仕事もできるのに。
僕は何をやっているんだろう。。
そんな気持ちがこみ上げてくるのです。
そんな自分を縛りつけるような「呪縛」から逃れたかったのかもしれません。
現実逃避と言われるかもしれないが、僕は気分転換に山登りへ行くことにしました。
ちょうど、父から頂いた無料入浴券を有効活用する意味も込めて。
見事な快晴で、沈んでいて気持ちがパッと明るくなってきました。
そして、護摩堂山の駐車場は満車で雪も無し。
3月の初めごろだというのに、これだけ雪が無い年も珍しいです。
春のようなポカポカした陽気に誘われて、ご年輩の方々がたくさん訪れていました。
僕のようにひとりで来る人より、カップルや家族連れの登山者が多い印象を受けました。さて、僕も登ります。
登山道左脇には、ご丁寧にトレッキングポールが何本も置いてあります。自由に使っても良いそうですが、僕は健脚なのでいつも使わない派です。よーく見ると、スキーのストックも結構混じっています。僕もポールとストックの違いが未だによくわかりませんが。。
いつも思うのですが、この登山道の魅力をどう表現したらいいのか。
よくカメラ好きの人が魚眼レンズを構えて、撮影しているのを見掛けます。
なんだか、森に吸い込まれてしまいそうな感覚に陥るんですよね。
どこまでも広がる蒼い空が、森を照らしていました。その木漏れ日を浴びながら、もうすぐ春が来るんだなぁと噛み締めつつ、一歩一歩と歩いていく。
ソロ登山をする機会はかなり久しぶりなので、超スローペースで歩いてしまいます。
山登りでは「○合目」という表記をよく見掛けますが、護摩堂山の場合はNo.表記です。
頂上まで残り何メートルかという表記までされているので、とても良心的だなぁと思いました。下山客に「あと何メートルですか??」って聞いても正確な答えが返ってきませんからね笑
そんなこんなで、あっという間に山頂へ。
目の前に、弥彦山、国上山、角田山の西蒲三山を拝むことができます。
山頂ではみんな楽しそうにお昼ご飯を食べていました。
山頂のベンチはすべて満席で埋まっていましたので、僕はちょっと下ったところにあるひっそりと置かれたベンチに腰を下ろし、人生を見つめ直すように昼食をとることにしました。座ったら、走馬灯のように何か思い出すかもしれない。
そう思ったのでしょう。
その結果、「赤いきつね」はいつ食べても旨いなぁという感覚しか思い浮かびませんでした。なんて、書いてみようかなと思いましたが、
体が健康であること。
生きていること。
空が蒼いこと。
感性を研ぎ澄ますと、いろんなことが僕の脳みそを刺激します。
実は山頂のあじさい茶の裏側にもうひとつ、僕のおすすめスポットがあります。
当日は視界も良いので、そこから新潟市の中心部をまるごと望むことができました。
この日は「新潟酒の陣」
朱鷺メッセはたくさんの人で賑っているんだろうなぁと思うのと同時に、
誘ってくれる仲間がいないことの切なさを感じました。
下山後はもちろん、父から託された「入浴無料券」を利用する為、
「末廣館」へお邪魔してきました。こうゆう機会でもなければ、旅館の日帰り入浴は利用しませんからね~。いや~父には感謝です!!!
旅館客もたくさんいたのですが、お風呂は貸切でした。
庭付き露天風呂もあり、昼間から入る温泉はとても気持ちが良いものです。
皆さんも、ぜひ末廣館へ。