グリーンふぁみりー「けーたの日記」

グリーンふぁみりー「けーたの日記」

はじめまして。グリーンふぁみりーのけーたです。グリーンふぁみりーとは「ひとりひとりが家族のようにつながろう」をコンセプトに結成された大人の為のあそびグループです。

はじめて母親を助手席に乗せた日に読む記事

 

 

ふぁみりーという名前が付いたブログなのでたまには家族のことについても語ろうと思う。特別に隠しているわけでもないが、特別にお伝えすることでもないかと思っていたから。

 

 

僕が定職についていればこんなことは無かったと思う。

今日はそんなお話です。

 

「眼に煙みたいのものが時々見える。何かに集中しているとそれはみえないんだけど。」

 

それはクイズとか謎解きとかではなくて、母からの体の不調だった。

その現象は滅多に起きないらしく、

母曰く日常生活に支障もないし、車の運転もできるとのこと。

ただ、加齢と同時に高い確率で白内障という症状が現れるという世間の噂に流されて一度眼科を受診してきた。

 

診察の結果、特段の異常は見られなかったのだが、念のために追加で検査をするとのこと。

予約や日時指定も無いので本当に念の為なんだということが伺える。

だが、この検査がどうにも厄介だ。

 

「検査後は車の運転は控えてください。」

 

ということは引きこもりの私が送迎しなければならないということだ。

 

 

 

検査当日

 

数週間ぶりに握りしめた車のハンドルは、気のせいか少し重たかった。

最初は気持ちの乗らない送迎だったせいか、なぜか億劫だった。

だが母が交通費にまさかの1000円を差し出してきた。

 

涙が出そうになったが僕は堪えて、

「要らないよ、ちょうど外出しようと思ってたし」と呟いた。

なんだかんだ断ったのだが、一度出したお札を財布にしまう気持ちを僕はよく理解していたので素直に受け取ることにした。

 

こうして母との初ドライブが始まった。

 

おそらく初めてではないだろうか。

自分の車の助手席に母を乗せる機会が来るとは。

これも時代の流れかな。歳をとったなぁと振り返る。

 

ちょうど天気にも恵まれドライブ日和の午後。

他愛もない話で車内は時々静まり返る。

母は正直どう思っていたのだろうか。

すごく気になるが、それは結局聞き返すことができなかった。

 

15分程経過して眼科に到着した。

「ありがとう。」

 

その母の一言が今でも心に残っている。

 

自分を産んでくれた母親はこの世でたった一人しかいない。

大切にしよう。

 

 

余談だが

 

現代人はパソコンやスマホの酷使により将来必ずといっていいほど眼の病気になるだろう。最悪の場合、失明の可能性もありえる。

今のうちに気を付けられることはたくさんある。

 

寝る前の30分はスマホを見ない

適度な運動をする

バランスの取れた食事を心掛ける

 

 

 

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