9月の第三月曜日は敬老の日。
一年に一度、年寄りを敬うという意味でいつの間にか9月15日から第三月曜日に移動していた。家の前の国道を走るバイクや車、インスタやTwitterなどを拝見していると、年寄りを敬うという気持ちが少し欠けているのかなと感じる。
と偉そうに書いている当の自分も毎年、敬老の日と秋分の日の違いがわからないくらいに平和ボケしている。
私の家もここ数年は祖母が家にいなくて、施設に入所しているので「ありがとう」の一言も言えない状況だ。さらに新型コロナウィルスの影響で容易に面会することもできない。
同じような状況の人も多いだろう。
果たしてこの敬老の日の祝日に意味はあるのか?
ただのシルバーウィークの一日としてカウントされているようにしか僕は感じ取れない。
そんなことを言っていると父の日や母の日、こどもの日などもそうなのだが、庶民にとってみれば数少ない祝日が一日でも多いだけで幸せなので、特に反論はしない。
そんな敬老の日。
我が家では毎年、祖母が手作りしていた「おはぎ」を母が代わりに作り始めた。
粒状の小豆で白いもち米を包んで作った食べ物で、彼岸が近付くと、スーパーでも大人気だ。
もともと甘党の僕で歳を重ねるごとに健康に気を遣うようになってきたが、どうしてもたくさん食べてしまう。
ごはんにあんこを載せて食べているようなものなので、明らかに健康には良くないはず。
だが、豆を体に良いのだからとポジティブに捉えて口の中へと運ぶ。
この瞬間は歳を重ねるごとに幸せを感じるようになった。
いつまでこの母の味を食べれるのかなと当たり前でないことに気付かされる。
みなさんはおはぎが好きだろうか?
ちなみにお店では牡丹餅で販売されているところもあるが、
春は牡丹の花で「牡丹餅」
秋は萩の花で「お萩」と呼ぶ。
以上、参考までに。