SDGsの活動推進も手伝っての影響か食品ロスについて考える企業や人々が数年前に比べて大幅に増えてきた。
今までなんとなく買っていた食料品の消費期限や賞味期限の違いも理解しようとする人も増えている。
食品ロスとは・・・
まだ食べられるのに捨てられてしまう食品を指します。あなたは年間でどれくらいの量が捨てられているかご存知でしょうか?
農林水産省の統計によると、年間約520万トンといわれています。
これは日本人1人当たりで茶碗1杯分のごはんの量が毎日捨てられている計算になる。
世界では年間約13億トンと、もはや想像し難くて目を覆いたくなるような数字だ。
世界では9人に1人が栄養不足だというのに、僕らは変わらず毎日3食きっちり食事ができていることを素直に感謝しなければならない。
食品ロスが多いと・・・
この食品ロスが多いと他に問題なこともある。それは何かというと、焼却する際に二酸化炭素が多く排出されてしまい、地球温暖化を促進させてしまうのだ。
ひとりひとりが意識的に食品ロス削減に取り組めば、地球温暖化も防げるし栄養不足による飢餓も減らせる。
食欲は人間の3大欲求のひとつでSNSでも食べきられないくらいの大盛りな写真を投稿している人もいる。さらに美味しそうなお店も連日のように紹介されている。
僕らは考えなければいけない。
思考を切り替える時が来ているのだと思う。
美味しいものをお腹いっぱいに食べると満腹感でお腹も満たされ幸せな気持ちになり、心も満たされる。
だけど忘れてはいけない。
生きたくても食べ物がない人がこの世界にいることを。
イギリスの事例
英国では、食品が悪くなっているかどうかを判断するために、においを嗅いだり、見たり、味わったりすることを消費者に奨励する “Look, Smell, Taste, Don’t Waste”(見て、嗅いで、味わって、無駄にしない)食品ロス削減キャンペーンを実施している。
日本も見習わなければないらない。賞味期限ですべてを判断しない知識を広めていくことを。