ちょうど、5月の下旬ごろでしょうか。
長い間、施設で入院していた祖母が他界しました。
健在の時は、
毎朝、仏壇の前に正座して
「ご先祖様、ご先祖様」
「今日もケガの無いよう、事故の無いよう、お守りください」
「ありがとうございます、ありがとうございます」
と、私たち家族の無事を祈願してくれていました。
どんな気持ちで最期を生きていたのかまったく想像できませんが、
家族、親戚一同に見守られてとても幸せだったのではないかと思います。
同時に自分の人生についても改め直す良いきっかけとなりました。
健康面もそうですが、生き方についてですね。
久しぶりに出会う親戚や兄妹の話を聞いていると、僕はどうしたいのだろうか。
何が素敵な人生なのだろうか。と自問自答したくなります。
葬儀でもなくどこでもそうですが、人が集まると世間話しで盛り上がります。
誰が今、どんな仕事をしているとか。
どんな学校を卒業してとか。
将来のお金のやりくりとか。
僕にとっては正直どうでもよくて、
というのはちょっと言い過ぎかもしれませんが、
それくらいに欲がありません。
貪欲なんですね。
もっと欲深く生きてもいいのかなと思いますが、
そんなに欲で固めた人生もつまらないんじゃないかなと思ってしまいます。
そう考えると、大切なモノって何なんだろうなとふと、感じます。
欲がなくなると夢や希望も失ったようでかなり怖くなります。
僕は未だに人生に彷徨っているのかもしれません。
正解などないこの人生を。
どのように進むかは結局は、自分次第なんだなと。