こんにちは。メディカルハーブセラピストで心理カウンセラーのkeitaです。
毎日忙しく過ごす私たちにとって、ふと立ち止まって空を見上げる時間は、とても貴重なひととき。
その中でも、月明かりを浴びる時間は、静かに心と体を整えてくれる**“夜のセラピー”**ともいえるのです。
「月光浴(げっこうよく)」という言葉をご存知でしょうか?
月の光を浴びることで、心と体のバランスを整えようとする自然療法のひとつです。
今回は、月明かりがもたらす健康効果と、その上手な取り入れ方についてご紹介します。
◆ なぜ「月明かり」なの?
──自然とつながる“静かな時間”
太陽の光にはエネルギーをチャージする力がありますが、
月の光には、「鎮静」「癒し」「内省」をもたらす力があるとされています。
とくに満月や新月の夜には、
「なんとなく眠れない」「感情が不安定になる」なんて感じる方も多いのでは?
実はこれ、月の引力や光が、自律神経やホルモンバランスに微細な影響を与えているからだと考えられています。
◆ 月明かりがもたらす3つの健康効果
① ストレスの緩和とリラックス効果
静かな月の光を見つめることで、副交感神経が優位になり、
緊張がほぐれ、心がゆったりと落ち着きます。
研究によれば、自然の景色を見つめるだけでも
脳内にα波(リラックス時に出る脳波)が増加するとのこと。
特に、デジタル疲れやSNS疲れを感じている方におすすめです。
🌙月明かり×深呼吸で、心を静めるナイトメディテーションも◎。
② 睡眠の質の向上
「月の光で目が冴える」と思われがちですが、
実は適度な月光浴は体内時計をリセットし、睡眠リズムを整えるのに役立つとされています。
特に新月や三日月のようなやわらかい月明かりは、
メラトニン(睡眠ホルモン)の分泌をサポートし、質のよい眠りへと導いてくれます。
🌙夜10〜11時ごろにベランダで月を眺める習慣を。
③ 女性ホルモンのバランスを整える
月の満ち欠けは、女性の月経周期と密接にリンクしています。
古代から「女性は月とつながっている」といわれてきたように、
月明かりを意識的に浴びることで、ホルモンバランスが整うことも。
🌙特に満月や新月の夜は、「自分と向き合う時間」として、月の光を取り入れてみてください。
◆ 月明かりを暮らしに取り入れる方法
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月を眺めながら5分間の深呼吸
⇒ スマホを手放して、ただ月を見上げて呼吸を整えるだけでOK。 -
夜のベランダや公園で「月光浴」
⇒ 植物の近くや自然の中だと、リラックス効果UP。 -
満月の日に日記や手帳をつける
⇒ 感情や思考が整理されやすい時期。月の光の下で自分と対話してみましょう。 -
月をテーマにしたアロマやハーブを取り入れる
⇒ ラベンダー、カモミール、クラリセージなど、心を静める香りがおすすめ。
◆ 心が疲れているときこそ、「月」が寄り添ってくれる
日々の生活の中で、頑張りすぎてしまうことはありませんか?
そんなときは、夜空に浮かぶ月を見上げて、ただ静かにその光を浴びてみてください。
何か言葉にならない感情が、そっと溶けていくかもしれません。
「月明かりの下で、ただ“あるがままの自分”でいる」
それこそが、最高のセルフケアになるのです。