いつもの多肉植物の寄せ植えも素敵ですが、空間を彩るハンギングバスケットは、また違った魅力がありますよね。今回は、多肉植物を使ったハンギングバスケットの基本的な作り方と、飾り付けのポイントを解説します!
準備するもの
ハンギングバスケットには様々なタイプがありますが、ここでは最も一般的な「ワイヤーバスケット」を使う方法でご紹介します。
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ハンギング用ワイヤーバスケット(半円形または丸型)
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ヤシマット(ココヤシファイバーなどでできた、バスケットの土止め用)
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多肉植物用の土(水はけの良さを重視し、軽量なものを選ぶのがポイント!)
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多肉植物の苗(垂れるタイプやロゼットタイプなど、色々な種類を準備)
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鉢底網(ヤシマットの穴を塞ぐのに便利)
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ピンセット(細かい作業や苗の固定に)
STEP 1:バスケットの下準備と土入れ
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ヤシマットをセットする:ワイヤーバスケットの内側に、ヤシマットを敷き詰めます。このマットが土の流出を防ぐ役割を果たします。
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鉢底網で補強:ヤシマットは目が粗いので、底の部分に鉢底網を敷くと、さらに土がこぼれにくくなります。
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土を軽く入れる:バスケットの底に、ハンギング専用などの軽い多肉植物用の土を少し入れます。重くなりすぎないよう、鉢底石は入れなくても大丈夫です。(入れる場合は軽石を少量にしましょう)
STEP 2:垂れる多肉を先に植える(スリット植えのコツ)
壁掛けタイプ(半円形)のバスケットの場合、側面から植物を植え付けると、より豪華な仕上がりになります。
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ヤシマットに穴を開ける:バスケットの前面や側面に、ピンセットやハサミで小さな**スリット(切れ込み)**を入れます。
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垂れる多肉を植える:グリーンネックレスやルビーネックレスなどの垂れ下がるタイプの多肉植物の根を優しくほぐし、スリットから外側へ引き出すように植え付けます。根はバスケットの内側に収めます。
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土を足しながら植える:1段植え終えたら、その隙間に土を足し、軽く押さえて土を安定させます。
STEP 3:上部に多肉を寄せ植えする
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土をこんもり盛る:バスケットの上部、縁から2cmくらい下まで土を入れます。中心を少し高くこんもりと盛ると、立体的で豪華に見えますよ。
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主役を配置する:寄せ植えの主役となる大きめの**ロゼット型(エケベリアなど)**の多肉植物を中央に配置します。
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隙間を埋める:その周りに、色や形が異なる多肉植物をバランスを見ながら植え込みます。最後にセダムなどの**細かい多肉(ちまちま多肉)**で土が見えないように隙間を埋めると、仕上がりが格段に綺麗になります。
完成後の管理の秘訣
ハンギングバスケットは、通常の鉢植えに比べて土の量が少なく、風が当たりやすいため、乾燥しやすいのが特徴です。
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水やり:土が完全に乾いたのを確認してから、**鉢全体を水に浸す(ドボンとつける)**か、たっぷりの水を数回に分けて与え、内部までしっかり水を行き渡らせましょう。
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軽さの維持:多肉植物はもともと肥料をあまり必要としません。軽い土を選び、植え込み時の重量に注意してください。重すぎると、吊るす場所の強度に負担がかかってしまいます。
ぜひ、この週末に多肉植物のハンギングバスケット作りに挑戦して、お部屋やベランダを素敵に飾ってくださいね!
