
準備するもの
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渋柿:ヘタがT字に残っている、硬めのものを選びます。(品種:甲州百目、平核無柿、愛宕柿など)
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ひも:麻ひもや丈夫なビニールひも。(柿を2個1組で吊るせる長さを用意)
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包丁またはピーラー
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鍋(熱湯消毒用):柿がすっぽり入る深さのもの
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焼酎(アルコール度数35度以上):カビ対策用(霧吹きに入れてもOK)
作り方(カビを防ぐ3ステップ消毒がコツ!)
1. 皮をむく
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柿を軽く水洗いします。
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ヘタの枝の部分をT字に残し、その周囲の皮を丸く剥いてから、ピーラーや包丁で残りの皮を薄くきれいに剥きます。
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ポイント: ヘタの周りに皮が残っていると、そこからカビが生えやすくなるので、きれいに剥きましょう。
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2. 紐で結び、熱湯で殺菌する
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ひもを約60~70cmにカットし、両端の輪(または結び目)に、柿のT字の枝を結びつけます。柿が2個1組になるようにします。
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鍋にたっぷりのお湯を沸騰させます。
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ひもを持って柿を沈め、約5~10秒間、全体を熱湯にくぐらせます。
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目的: 表面の雑菌を殺菌し、カビの発生を抑えます。
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3. 焼酎で二重カビ対策!
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熱湯消毒した柿の表面が熱いうちに、アルコール度数の高い**焼酎(ホワイトリカーなど)**を全体に吹きかけます。または、小皿に入れた焼酎にヘタの部分をサッと浸します。
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目的: 熱湯と焼酎のダブル殺菌で、カビ対策を万全にします。
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4. 風通しの良い場所に吊るす
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柿同士がくっつかないように間隔をあけて、物干し竿やハンガーに吊るします。
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干す場所の条件:
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日当たりと風通しが良い軒下(雨が当たらない場所)
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湿気のない、気温が低く乾燥している場所(晩秋〜初冬が最適)
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注意: 雨の日や夜露に当てるとカビの原因になるため、必ず室内に取り込みましょう。
5. 揉みほぐして渋を抜く
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干し始めて約1週間〜10日経ち、柿の表面が白く固くなってきたら、清潔な手(ビニール手袋推奨)で優しく揉みます。
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目的: 揉むことで中の繊維が壊れ、渋が抜けるのを助け、均一に柔らかく甘くなります。
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その後は、2〜3日おきに、好みの柔らかさになるまで優しく揉みほぐします。
完成・食べごろの目安
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期間: 2週間〜1カ月ほどで完成します。(大きさや天候による)
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表面に白い粉(柿霜:しそう)が出てきて、触って弾力が感じられるようになったら食べごろです。
美味しい干し柿を作るには、最初の**「消毒」と、干し始めてからの「風通し」**が特に重要です。この手順で、自家製の美味しい干し柿作りにぜひ挑戦してみてください!
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