
わらぼうき作りは、素材に触れる心地よさと、完成した時の実用性が魅力です。ここでは、卓上で使える「ミニほうき」をベースにした基本の手順をご紹介します。
準備するもの
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稲わら(乾燥したもの。通販やホームセンター、道の駅などで入手可能)
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麻紐(あさひも)または凧糸(たこいと)(丈夫なもの)
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霧吹き(わらを湿らせるため)
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はさみ(わらをカットするため)
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木槌またはビン(わらを叩いて柔らかくするため)
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(あれば)針金やペンチ
作成手順
1. わらの下準備(ここが一番大切!)
わらは乾燥したままだとパキパキ折れてしまいます。
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湿らせる: 霧吹きで全体をしっかり湿らせるか、数分間水に浸します。
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叩く: 湿ったわらを木槌やビンで軽く叩きます。こうすることで繊維がほぐれ、結ぶ時に折れにくくなり、使い心地も柔らかくなります。
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「はかま」を取る: 表面についている薄い皮(はかま)を手で剥いて、きれいな茎の状態にします。
2. 小さな束をいくつか作る
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わらを10〜15本ほどまとめ、根元(太い方)を揃えます。
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これを「3つから5つ」ほど準備します。
3. 束を合体させる
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準備した小さな束を、扇形になるように重ねて持ちます。
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持ち手になる部分(上の部分)を紐で仮止めします。
4. 持ち手を編む・縛る
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持ち手部分を麻紐でぐるぐると力強く巻き上げます。
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ポイント: わらが乾燥すると少し痩せるので、「これでもか!」というくらいきつく締めるのがコツです。
5. 扇形を固定する(「綴じ」の作業)
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掃く部分がバラバラにならないよう、紐を交互に通して「綴じ(とじ)」を行います。
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平たく扇状に広がるように、平編みの要領で2〜3箇所横に紐を通すと、ほうきらしい形になります。
6. 仕上げ
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毛先を揃える: はさみで穂先を使いやすい長さに切り揃えます。
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乾燥させる: 湿ったままだとカビの原因になるので、風通しの良い場所でしっかり陰干ししましょう。
上手に作るためのコツ
インストラクターのワンポイント・アドバイス: パソコンの初期設定と同じで、「最初の準備(下処理)」が仕上がりを左右します。わらをしっかり叩いて柔らかくしておくと、結び目が緩みにくく、長く使えるほうきになりますよ。
