寝る前に温かいハーブティーを飲む。これ、ここ最近の私のささやかな「儀式」なんです。
最初はね、ただ眠りにつくためだけの手段だと思っていました。お湯を沸かして、ポットに茶葉を入れて、カップに注ぐ。その湯気を見ているだけで、昼間の騒がしい時間が少しずつ遠のいていくような感覚。確かに、温かさが胃のあたりにじんわり広がると、身体の力がふっと抜けていくのがわかります。あれって、本当に不思議ですよね。
ただ、ここで一つだけ、私の身を持って学んだ「失敗談」があるんです。
そういえば、ついこの間までは「たくさん飲めば飲むほど、もっとリラックスできるはず!」なんて思って、大きなマグカップになみなみと注いで飲んでいたんです。そうしたら、案の定。夜中に何度も目が覚めてトイレに行く羽目になってしまって。
せっかくハーブの力で「あ、眠れそう……」ってなりかけていたのに、自分のせいで台無しにするという、なんとも間抜けな結果に。
実はハーブの種類によっては、身体の余分な水分を外に出そうとする「利尿作用」が結構強いものもあるみたいなんです。レモンバームとか、まさにそう。ハーブティーって、飲めば飲むほど良いってものでもないんですよね。
今では、マグカップ半分くらいの、小さな量に落ち着きました。
「足りないかな?」って思うくらいが、今の私にはちょうどいい。飲みすぎないことで、夜中に起きる心配もなくなって、ようやく朝まで静かな夢を見られるようになりました。
余談ですが、寝る前のそのひと時だけは、スマホも置いて、ただただその湯気の向こう側をぼーっと眺めるようにしています。
もし皆さんも、寝る前にハーブティーを試そうと思っているなら、あんまり張り切りすぎないでくださいね。たっぷり飲むというよりは、温かさを喉の奥に少しだけ届けるくらい。それくらいの気楽さが、結局は一番の安眠薬になるのかもしれません。
明日の朝、少しでも軽やかな気分で目が覚めますように。そんな願いを込めて、今夜も小さなカップ一杯だけ、淹れようと思います。
